先日、産業カウンセラーの同期とお食事をしてきました。お話は尽きることなくあっという間に閉店の時間まで話をしていました。話の内容は殆どが仕事の話。カウンセリングビジネスをどう盛り上げていくのか、自分のキャリアについてどう展開していくのかなどなど。そこでキーワードになっていたのは「自分らしく働く」でした。

会社の中で組織人として働くにしても、私のように独立しても「自分らしく働く」というのは仕事をする人間としては常に希求しているものです。これはお金で代替することはできない、仕事がもたらす生きがいの一面になると思います。自分らしく働く、この言葉が意味するものってなんでしょう。どうなっていれば自分らしい働きになるのでしょうか。

得意な分野で働けてそれなりに評価されている働き

一つは得意な分野で働けているということは必要だと思います。得意分野は人によって異なり、また年齢によって得意分野が変わっていくこともあるでしょう。その得意分野で自分の才能を遺憾なく発揮できていればそれは「自分らしい働き」になるのではないでしょうか。そして、その仕事が会社や世間から最低限それなりの評価が得られていることも大事です。外部からの評価がないと自己満足の仕事となってしまいますし、何より評価されなければそれはそれで寂しいものです。また、仕事で評価されないと経済的な困難がつきまといます。そうならないように外部からの評価についてもきちんと考えておく必要はあるでしょう。

自分らしく働くために個人ができること

では、どうしたら自分らしい働きができるのでしょうか。働いている社会人の方はまずは自分の得意とすることが何かを棚卸しすることです。緻密な作業が得意なのか、それともざっくりと方向を決めて突き進んでいくのが得意なのか。今までの人生を振り返ってみて、どういうときが一番自分がのびのびと活動できていたか。これを考えてみる必要があります。そしてそれは具体的であればあるほどその仕事につける可能性は高まると思います。例えば単に営業が好きですといっても、営業にも色々なスタイルがあります。企業を対象とした営業もあれば、個人を対象とした営業もあります。お得意さんを回るルート営業もあれば、新規開拓をする営業もあります。この中で何が一番いきいきしていたか、それを思い出してみてください。

社員が自分らしく働けるよう会社ができること

会社にとって社員が自分らしくいきいきと働けることは大きなメリットです。生産性が違いますし、仕事のモチベーションも違います。仕事は辛く苦しいものだともし思っているのでしたら、いつまでたっても会社として成果は上がらないのではないでしょうか。では、社員が自分らしく働けるようにするにはどうしたら良いのでしょうか。私はまずは会社の中にあるさまざまな仕事を整理することだと思います。役割分担をきちんとすることです。役割が曖昧のままでは社員はとても働きにくいものですし、色んな仕事がルーズボールのようにあっちにいったりこっちにいったりしてまとまりがありません。この仕事はこういうことをして、担当部署はここで上司は誰で、責任の範囲はここまでで、というくらいの細かさがある分担をすると良いと思います。それが明らかになった時に初めてそこで働く人を割り当てることができます。その割当と社員の得意分野がマッチすれば社員の自分らしい働きが生まれると思います。

今働き方改革が声高に進められていますがが、定時で帰ることだけが働き方改革になるとは私は思っていません。いきいきと自分らしく働けること、そのために個人と企業が協力して一緒に考えていくことこそが働き方改革につながるのではないでしょうか。