メンタルヘルス

NIOSH職業性ストレスモデルから考える急性ストレス反応の低減

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不登校

NIOSHの職業性ストレスモデルと言うものを初めて知ったのは産業カウンセラー養成講座の中でした。あのころはこんなモデルもあるんだぁくらいにしか考えていませんでした。しかし、今あらためてそのモデルを見直してみると働く人のストレス反応を低減するためにどうしたらいいかが見えてきました。

そもそもNIOSHの職業性ストレスモデルってなに?

上の図が東京都労働相談情報センターに掲載されているNIOSH職業性ストレスモデルの図です。簡単に説明をすると、仕事上のストレス(この図でいう職場のストレス要因)が発生していても、それが即急性のストレス反応になるわけではないということです。職場のストレス要因とストレス反応の間に個人的要因、仕事以外の要因、緩衝要因があり、それらが職業上のストレスを増加させたり低減させたりをして最終的に何らかのストレス反応が出てくる、そしてそれが長く続くことで疾病に至るというものです。

ストレス軽減に有効な緩衝要因

リソースのなかでもソーシャルサポート(何かあったときや困ったとき、支えてくれるひ とがいるということ)は、職業ストレス場面においても有効なリソースのひとつと考えられている。ソーシャルサポートがストレッサーとストレス反応との関係に緩和効果を持つこと は、多くの研究で指摘されている(Cohen & Wills, 1985)

ここで言っているソーシャルサポートとは緩衝要因のことであり、上司であったり家族であったりしを指し示しています。ここからわかることは仕事上のストレスを減らしていくことはもちろん大事なことなのですが、仕事柄そう簡単にいかないこともあると思います。そんなときには周囲のサポートを手厚くすることでストレス反応の出現を抑えることができるということです。私個人としてはそのソーシャルサポートの筆頭として頑張って欲しいと思っているのがマネジメントラインにいる上司たちだと思っています。というのも、若い従業員の場合一人暮らしをしていて家族が近くにいないということも多いと思います。しかし、上司は大抵の職場にいるものです。その上司が頼れる存在、助けてくれる存在であると認識されれば、厳しいストレス状態になったとしても乗り越えられる可能性があると思います。

前回のブログとかぶってしまいますがやはり職場のメンタルヘルスの予防のキーマンは現場の上司たちなんだと思います。自分の部下が高いストレス状態にある時、叱咤激励をするのも良いのかもしれませんが、それよりも何かあったときには私が責任を取るからと部下に伝え部下が安心して仕事に取り組めるようになると従業員の成長に繋がり、その成長はその職場、会社の財産になることと思っています。

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