企業のカウンセラーが企業の代弁者とならないために

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今日ちょっと気になるツイートがあり、それを記事にしようと思います。本当はツイートをこの記事に貼り付けたいのですが、無断で貼り付けるとそれはそれで何かしらの物言いがつくのかもと思って、貼り付けはしていません。有り体に説明しますと、社内のカウンセラーに相談しに行ったら、志が低いとかクライエント(相談者)の努力が足りないと説教されたという話。

この話だけでも同じカウンセラーとしては唖然とするしかない話なのですが、そのツイートへのリプライを見ていると、色んな意見があ中、「やはり企業からお金をもらっているカウンセラーは信用できない、お金をもらってなくとも推奨されているカウンセラーも同じで、企業側の代弁者だよね」といった意見も散見されました。

このように思わるのは確かにごもっともと思います。ツイートにあるようにカウンセラーの言動によってこのように捉えられてしまうと、カウンセラーとクライエントのラポール形成などは全く成り立たないし、質の高いカウンセリングなど望むべくもありません。せっかくクライエントが問題と向き合うために来談されたのに問題解決や受容される体験がなされずクライエントの失望感はいかばかりかと思います。

私は企業のカウンセラーは企業の代弁者であってはいけないと思っています。しかし、それをいかにしてクライエントに伝え実感し、信用していただくかが重要なポイントと思います。私は企業の代弁者ではありませんと言っても、それだけでは信用していただくことは厳しいものがあります。

では、企業のカウンセラーはどのようにして信用を従業員から獲得するかなのですが、私は地道な活動しかないというのが現時点での考えです。例えば、企業のカウンセラーになったとき、その企業の従業員との信頼度はマイナスから始まっているというくらいの認識で地道に「企業の代弁者ではない」姿勢でのカウンセリングを続けることだと思います。企業の代弁者ではなく、クライアントの全面的な支援者であることをカウンセリングを通じて実感していただくこと。

また、カウンセリングを依頼してきた企業に対してもカウンセラーは上記のことを早い段階で説明し理解をしていただくよう努める必要があります。カウンセリングを依頼してくれた企業にとってはあまり楽しい話ではないかもしれませんし、もともと代弁者としての役割を期待している企業もあるかもしれません。もし、代弁者としての役割を期待されて依頼しているようでしたら、それはお門違いの依頼であることを理解していただくべきでしょう。本来であれば代弁者の役割は人事部やその部署の上司がその役割を担っているはずです。

今年から企業向けのメンタルヘルスサービスを考えている私にとって、今朝見たツイートは上記のようなことに気づかせ考えさせてくれました。

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