メンタルに問題を抱えることになったとしてもそれは恥ずべきことではない

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レディー・ガガ、ウィリアム王子とFaceTimeで心の病について語る

LAの自宅のキッチンからロンドンのケンジントン宮殿にいるウィリアム皇太子へビデオ通話をかけたガガは、「心の病には恥がつきもので、自分が悪いんじゃないかと感じてしまう」と、自身の体験を語った。

私がカウンセリングを受けたことがあるのは以前の記事に書いたとおりです。その時のことを思い出しました。私はカウンセリングを受けることをかみさん以外には一切口外しませんでした。それはここでガガが語っているように、

「メンタルをやられてしまうのは恥ずかしいこと」

そう思っていました。また私は、

「普通は一人で乗り越える問題を人の手を借りないと乗り越えられない自分は弱い」

(定義が曖昧なのですが)普通の人はこの厳しい世の中を自分の力で乗り越えている。しかし、私はそれができていない。それがとても情けない。そういう思いがありました。

なぜそのような思いになったのでしょうか?あまりうまく表現ができないのですが、私がメンタル面の問題を抱えた時、メンタルというのは私そのものでそれに問題が生じるというのは私そのものに何か問題があり、だからこの苦境を乗り越えられないのではという認識があったのではないかと思います。

しかし、そういった認識は大きな間違いであると今ははっきり言うことができます。カウンセラーとして3年間いろいろなクライエントとお話をさせていただいてきた経験から言わせていただくと、クライエントそのものに何か問題があるわけではないし、そんな単純な話ではないと思います。クライエントは好きで問題や悩みを持っているわけでない、厳しい職場環境であったり、辛い生育歴をお持ちだったり。もちろんある程度は生まれつきの性格もあるでしょうが、全てそれが原因であるとは思えないのです。誰しも環境だったり時代の変化や立場の変化によっては気持ちの問題を抱える可能性はあるのです。だからこそ、メンタルに問題を抱えることになったとしてもそれを恥ずべきこととして自分や周りが認識してしまうことは状態を単に悪化させるだけで何の意味もないことであり、逆にウィリアム王子の言うとおり、オープンにできる環境があれば、周りとともに解決していくことできるのではないかと思いました。

ウィリアム王子は、「身体の健康と同じように、みんなが心の病についてオープンに話し、普通のことなんだと感じるべきだ。誰だって心の病を持ち得る。僕らはそれを恥ずかしく思うべきではなく、友人や家族と話をすることで大きな違いが生まれる」と話し、ガガも、難しいことではあるが、自分の抱える問題を他の人たちとシェアすることで救われると応えた。

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